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先輩社員:松下 丘

恵社労士事務所に入社して3年目になる松下です。 

社労士を目指したきっかけは?

入社以前は金融商品の提案営業をしていました。お客様の要望をお伺いし、提案を行う。その提案の有効性は商品をお買い上げ頂けたかどうかの一点で決まっていました。したがって、提案はお客様のメリットだけではなく、販売側の利益も満たすものではなくてはなりません。営利企業なので当然のことですが、提案は矛盾やギャップを内包したものにならざるを得ませんでした。

その仕事にもやりがいを感じていましたが、「法律という揺るがない規範に基づいた仕事がしたい、そしてだれかの役に立つことができる仕事にしたい」と漠然と考えるようになりました。そして、いろいろ調べて、前職の知識も多少生かせる社会保険労務士を受験することにしました。2018年の末のことです。ただし社労士は合格率6%程度の難しい試験です。私としては生まれて初めて懸命に勉強し、2019年に受験。ボーダーラインぎりぎり、なんとか合格することができました。合格発表で自分の受験番号を見つけた時の喜びは今でも忘れることはありません。やっと、自分が望むスタートラインに立てたという思いでした。

今はどういうお仕事をしていますか?

現在、私は約20社の法人のお客様を担当させていただいています。業務内容も、労務問題対応・アドバイス、就業規則作成、社会保険手続、給与計算、助成金の提出など、ほぼすべての社労士業務を行っています。

もちろん私ひとりで出来ることではありません。恵社労士事務所の先輩社員、スタッフの指導、助言、アドバイスをもらいながら、自分でも調べ、考え、お客様のニーズに合わせて提案するという業務を通して経験、知識、ノウハウを身につけてきたと思っています。あらためて風通しの良い恵社労士事務所に感謝です。

とはいえ、入社して間もないころは、お客様にご質問いただいても、わからないことだらけでした。失敗もたくさんしました。 

私は前職は営業だったこともあり、お客様とのコミュニケーションもある程度できるだろうと高をくくっていたのですが、「コミュニケーション」と「話をする」というのは別物だと思い知らされました。相手の問題点を理解し、それに対する解決策を提案してこそ、コミュニケーションは成立するのです。経験も知識もない新米社労士はあたふたするばかりでした。とく特に電話が苦手で、電話がかかってくると冷や汗がでて、焦ってしまい、ある時は、パニクって電話のディスプレイに表示されたお客様の社名をそのまま自分で名乗ってしまったりしました(今となっては笑い話ですが)。

社労士の仕事では、企業の総務。・人事担当の方に、言いにくいことも言わなくてはなりません。例えば「残業減らして下さい」とか「有給を取得させてください」云々。 

新米のころは、お客様に嫌な顔をされるのを恐れて、言いたいことが言えないでいました。ですが、経験を重ねていくうちに、そういった指摘は、長い目でみると、従業員の雇用の継続につながるなど、企業様にとっても、そこで働く従業員の方にとっても、プラスに働く。また、またそういった取り組みは助成金対象になる可能性もある。かつては伝えにくいと感じていたことも、今では自信をもってお伝えしています。

これからの目標は

ひととおりの仕事は担当できるようになりましたが、まだ、3年目の駆け出しです。当面の目標もお話ししておきます。

 社労士の幅広い業務に対して、経験、知識、ノウハウ引き出しを多く持つこと。そして、特別な用事がなくても連絡をいただける、お客様にとって同じ会社で働いていると感じてもらえるような存在になれたら嬉しいですね。

日頃のコミュニケーションを通じて成立した信頼関係のうえで、企業様ごとの状況、問題を把握し、経営者の方、そこで働く方たちのため、最善の解決方法を提案できるような社労士になりたい、まあ、これは究極の目標です。

プラス長期的な目標。先生っぽい威厳を身につけたい(無理でしょうかね?)。

社労士資格をお持ちの方、社労士資格を目指す方々へ。

私たち社労士の提案は法律を遵守するという範囲内であれば、着地点に決まりはありません。近年、コロナ状況下で働き方は多様化し、人事労務問題も複雑となり、企業内では解決が難しい場面もあります。そのようなご相談に対して、密にコミュニケーションをとり、最善の着地点を提案する。社労士は、企業様とそこで働く方たちを支援する意義のある、そして誇りを持てる仕事です。

私は少しずつですが自身の進歩を実感しながら仕事をすることができています。

自らの力で成長し、多くの人に喜んでいただきたい、そう考える方と一緒に働けたら嬉しいです。お待ちしています。

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