217.採用のための情報発信1

217.採用のための情報発信1-人事・労務の豆知識 Podcast

今回は、ゲスト回です。採用動画を手掛けているリクライブの二宮編集長に、採用についてお話を伺いました。
前半は、採用動画を始めたきっかけや、採用の情報発信について何が重要なのか!?を、話していただきました。

今週のPodcast ゲスト回前編のご案内

市川:今週は『リクライブ®』というメディアで採用動画を作っていらっしゃる編集長の二宮さんにゲストとしてお越しいただいております。
「ミスマッチ警察」というPodcast番組をされておりまして、面白いことをしている方がいると思い、コンタクトをとって出演させていただきました。
それで今回ぜひ二宮さんにもお話ししていただきたくお呼びいたしました。
採用と労務は同じ人事部なのに壁があるような、そこはなにかこう、組んで一緒にするほうがよいような気がします。
そのように10年間思ってはいるけれど、なかなか糸口がなくて。
その糸口のひとつとして色々お話を伺ってみました。

新時代の採用動画メディア『リクライブ®』二宮編集長より自己紹介

『リクライブ®』の編集長をしております、二宮 翔平です。
2020年から『リクライブ®』を立ち上げて運営をスタートしています。
「台本なし一発撮りの採用動画」というキャッチコピーをつけてサービスをしております。
2年ちょっとで490本以上の1時間の採用動画を収録・編集して、そちらを届けることをしました。
この前計算をしたら700本以上動画を作っていました。
それぐらいほぼ毎日、色々な企業さんと採用動画を一緒に作っているという仕事をしております。

どうして「採用動画」のサービスを始めたのか?

なぜ「採用動画」のサービスを始めたのかというと、まず私の背景についてお話しします。
札幌でデザイン系の大学を2013年に卒業して、現在32歳になりました。
最初はグラフィックデザイナーになろうと思って、デザイン事務所に入り新しいことを吸収しながら下積み修行を2年間して。
その中で大学時代に知り合った方から「一緒に何かやらないか」とお声がけしてくださって転職をすることに。
お声がけくださった方のお父様が経営されている会社の中で、その方は事業責任者をされていて入社しました。
そちらで事業部を作ることになり、そのあと分社化しました。
その時に会社の役員となって、社員数20名くらいの会社を5年くらい運営していました。
この会社はウェブ制作会社で、ホームページを新しく作ったり、リニューアルするなどのブランディングをしていて。
場所が北海道帯広市だったので、まだホームページを持っていない会社さんが多かったですね。
そういったことをしていたときに、大きな課題があってそれが「採用」でした。
採用向けのホームページにしたいというご依頼が8割くらいで本当に多くて。
そこで気づいたのが、ホームページはビジュアルだということ。
こんな表現は業界の方に怒られるかもしれませんが、構成として写真と文字を何とかすれば、ホームページはそれっぽくなります。
私たちがすることは会社さんの情報を取材、考えていることを理解して整えてみせる仕事ですよね。
それで採用を何とかしたい、とホームページを作って公開して1年経ってふたを開けたときに「果たして採用の効果はどれくらいあるのか?」ということにモヤモヤして。
ホームページがかっこよくなってお客様に喜ばれてはいるけれどもこれって本質的じゃないのかもとか、自分でも採用をしてうまくいかなかった経験とかもあって、この採用で出しているきれいな情報などがそもそも求められていないのではないかと。
それで組織もちょっとずつ大きくなっていったので、自分でやってみたいなと退職して、いまの会社へ2020年に転職しました。
社内ベンチャーのようなかんじで、『リクライブ®』のサービスを自社で立ち上げるということを2018年くらいから事業構想していて、そこにコロナ禍の2020年にデザインから参加したということです。
そのときはインスタライブができたとか、ライブ事業が伸び始めた時期でしたね。
それに合わせて「採用」もライブ配信化していこうという話で『リクライブ®』が立ち上がりました。

「採用動画」の特徴

「採用動画」は、ライブ配信型の会社説明会というプラットフォームからスタートしました。
その後紆余曲折あり、会社さんが自由に作る動画ではなく、私たち『リクライブ®』が考案した企画に会社さんがご出演いただく形を取って動画制作を行っています。
求職者様からも「働くイメージができました」と評判となったのが次の要素です。

・1時間という長い時間の動画をアドリブで一発撮り
・情報量が多く求職者様への有益な情報となる企画
・いつでも自由な時間に視聴可能(自社サイトや求職サイトに掲載)

会社さんを良く見せるための「ブランディング」と「採用」は全く違うものです。
一緒に働いてくれる方に対して、嘘をついてまで良く見せる必要はないと思っています。
その業界のリアルな部分に共感できなければ、採用できないということですよね。
キラキラした部分を見せて、入社したら全然違うのはアウトというか。
大変な仕事だと言わないといけないし、自分の仕事はこういうことまでやる、という発信はどうしても必要になってくると思いました。
私が『リクライブ®』を運営するようになってから「採用のミスマッチをなくす」というミッションでビジネス展開しています。
その会社さんに合うか否かのスクリーニングをかけるのに、面接で1時間話しても面接担当の方と応募者の方、30分ずつくらいしか時間がないわけです。
そのような情報でミスマッチを解消できるかといったら絶対にそうではないと思っています。
そこで『リクライブ®』が客観的な視点で企画・編集した動画のなかで、会社さんが時間をかけてお話ししたことを全部ご覧いただければ、お互いのスクリーニングにもなりますよね。
綺麗な会社やキラキラした業界、それはそれで大事な戦略だとは思います。
しかしそこから5年10年働ける社員さんと出会えるのかというと・・・1年2年働いたらやっぱり違うなと言って、辞めてしまう方もいますよね。
いかに会社さんの事前情報や一次情報を客観的にお伝えできるか、それが私の仕事と思って運営しております。

今週のPodcastでは
「採用動画」の認知度を高めるため、そしていまの形に至るまでにどのような紆余曲折があったのか?などたくさんお話しいただいております。
来週も引き続き、後編で二宮さんにお越しいただきたいと思います。

217.採用のための情報発信1-人事・労務の豆知識 Podcast

今週はここまでになります。

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