145.最近の法改正まとめ
145.最近の法改正まとめ
2021年12月・2022年1月の法改正まとめ
2021年12月に、事務所衛生基準規則及び労働安全衛生規則の一部を改正する省令が交付されました。これにより、職場の「環境」について一部見直しされました。
- 明るさについて
- 便所について
- 救急箱について
明るさは、一般的な事務作業を行う場合、300ルクス以上・付随的な事務作業は150ルクス以上に引き上げられました。ルクスといわれてもピンときませんが・・・
グーグル検索したところ、「ちょっと暗めの事務室」と書いてあって、暗めなのかーいと、思いました。
便所については、今まではどんな小さな会社でも、男女別にしなければいけなかったのが、少人数(同時に就業する労働者が常時10人以内)の作業場において、建物の構造の理由からやむを得ない場合などについては独立個室型の便所で足りることとなりました。
小さな事務所だと、トイレが1つですよね・・・なのでこちらは、現実に即して、規定が緩くなりました。
救急用具の内容について、一律に備えなければならない具体的な品目を削除し、職場で発生することが想定されることに応じてそれぞれ検討して備え付ける事、ということになりました。
その他、2022年1月から施行される、健康保険法の改正(傷病手当金の期間の変更や任意継続被保険者のこと)、雇用保険のマルチジョブホルダー制度についてご紹介しています。
今週も、ぜひお聴きください!
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執筆
市川 恵
日本大学芸術学部卒業後、採用業務に携わる。労使関係に興味を持ち2010年社会保険労務士試験合格。2012年杉並区荻窪にて恵社労士事務所を開業。2016年法人化。社労士試験に独学で合格を果たした理解力と、役者時代に培ったフリートーク力を生かし、podcast「人事労務の豆知識」、社労士オンラインサロン「#社実研」を配信中。