
全国健康保険協会「令和7年度の協会けんぽの保険料率は3月分(4月納付分)から改定されます」https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat330/sb3130/r07/250214/より
2025年3月より、全国健康保険協会(協会けんぽ)の健康保険・介護保険料率が改定されます。
この改定により、企業と従業員双方の負担が増加 するため、給与計算時に適用ミスがあると、従業員の手取り額に影響を与え、信頼低下につながる可能性があります。
本記事では、最新の健康保険・介護保険の保険料率、給与計算の注意点、4月納付分から新料率が適用される理由、企業が取るべき対策 について詳しく解説します。改定漏れを防ぎ、適切な対応を進めましょう!
1. はじめに|2025年3月の保険料率改定が企業に与える影響とは?
2025年3月(令和7年3月)より、全国健康保険協会(協会けんぽ)の健康保険料率・介護保険料率が改定 されます。
企業の人事・経理担当者は、給与計算時の改定漏れ に注意し、正確な給与支給を行う必要があります。本記事では、最新の保険料率の詳細や、4月納付分からの変更理由、給与計算のポイントについて解説します。
2. 2025年3月改定|健康保険・介護保険の最新料率
(1)健康保険料率の改定(東京都の場合)
健康保険料率は都道府県ごとに設定されており、40歳から64歳までの従業員(介護保険第2号被保険者)は、これに全国一律の介護保険料率が加わります。全国健康保険協会(協会けんぽ)東京都支部の発表によると、2025年3月より、東京都の健康保険料率は以下のように改定されます。

(2)40歳~64歳までの介護保険料率の改定(全国一律)
40歳から64歳までの従業員が対象となる介護保険料率も、以下のように変更されます。

▶ 企業と従業員の負担増加に注意!
健康保険料・介護保険料は 企業と従業員が折半負担 するため、給与計算時の影響を事前に確認しておくことが重要です。
⚠ 東京都以外の都道府県の料率については、全国健康保険協会(協会けんぽ)の各支部、または健康保険組合の公式サイトを確認してください。
🔍 最新の各都道府県の健康保険料率をチェック
➡ 全国健康保険協会(協会けんぽ)公式サイト
3. 【重要】給与計算時の改定漏れに注意!
健康保険・介護保険の料率改定は、給与計算に直接影響します。誤った保険料率を適用すると、給与計算ミスや従業員の信頼低下につながる ため、以下のポイントを確認しましょう。
✅ 給与計算時に気を付けるポイント
✔ 最新の保険料率を給与計算ソフトに反映しているか確認
✔ 人事・経理部門で情報共有し、改定を周知徹底
✔ 給与計算後に試算し、適正な保険料が適用されているか検証
⚠ 特に社会保険料の適用のタイミングがいつになるのか、正確に把握するようにしましょう!
4. 4月納付分から保険料が変わる理由とは?
「なぜ3月改定なのに4月納付分から適用されるの?」 と思う方も多いでしょう。その理由は、社会保険料は、原則として当月分を翌月の給与から控除するためです。
▶ 給与支給・保険料適用のタイミング(例)
- 3月分の給与(3月末締め、4月支給)
→ 4月に納付する健康保険・介護保険料は 3月分の給与を基に計算
→ このタイミングで新料率が適用される
⚠ ここでの注意点
給与支給日と社会保険料適用月を混同しないことが重要です。
5. 【まとめ】2025年3月の保険料改定に向けて企業がやるべきこと
2025年3月からの健康保険・介護保険料率改定されます。給与計算時のミスを防ぐため、担当者は事前準備を徹底 しましょう。
✅ 企業が今すぐ取り組むべきこと
✔ 最新の健康保険・介護保険料率を給与計算ソフトに反映
✔ 給与計算時に改定漏れがないかダブルチェック
✔ 社会保険料の適用タイミングを正しく理解し、納付ミスを防ぐ
⚠ 東京都以外の企業は、必ず所属する都道府県の協会けんぽ、または健康保険組合の最新情報を確認してください。
✅ 最新情報の確認先
- 全国健康保険協会(協会けんぽ)各都道府県の健康保険料率一覧
➡ 協会けんぽ公式サイト
2025年3月の保険料率改定は、企業の財務や従業員の給与に影響を与えます。事前にしっかり準備を行い、給与計算ミスを防ぎながら適切な対応を進めましょう!
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